ゴルフを始めてから約1年。「ペシッ」って音がしてボールが右方向に飛んで行く「あれ」を私は初めて経験しました。
アマチュアゴルファーの大敵「シャンク」です。
1回出始めるとなかなか直らないシャンクですが、私は3か月もシャンク病が続きました。笑いますよね~~3か月ですよ!
その間、どうにか自分で直そうと必死に頑張りましたが、自力では直せず。
そこで知り合いのプロゴルファーにお願いしてシャンクを根本から直す方法を教えてもらい実践した結果、、。やっとシャンク病を直すことに成功!
今ではほぼシャンクする事はありませんし、シャンクしたとしても自分ですぐに直すことが出来るようになりました。
そこでこのページでは、「シャンクする原因」と「私がプロから教えてもらったシャンクを根本から直す方法」をご紹介したいと思います。
ゴルフのシャンクとは?
ゴルフのシャンクとは、アイアンなどのクラブでボールがネック部分にあるホーゼルに当たって右方向(右打ちの場合)に飛んでしまう現象(ショット)の事を言います。
良くソケットとも言いますが、英語ではhosel shot(ホーゼルショット)と言います。
シャンクする原因
シャンクする原因は、「フェースが開き過ぎてインパクトしてる」「手元が体から離れてネックに当たる」「手元が前に出過ぎる」などたくさんありますが、シャンクする頻度が多い人は「アライメント、グリップも含めて正しい軌道でスイング出来ていない」のが根本的な原因です。
体の動きやクラブの動きなど細かい事を言えば切りがない程、シャンクする原因はたくさんあります。
そこでシャンクしやすい人の特徴を私の経験でまとめてみました。この「シャンクしやすい人の特徴」が1つでも当てはまる方は、「私がプロから教わったシャンクを根本から直した方法」を参考にしてもらえば直す事が出来るかもしれません。
シャンクしやすい人の特徴
- フェース面を変えないように、クラブヘッドを真っすぐに動かしてボールを打とうとしてる
- インパクトで左ひじを抜かないとボールが真っすぐに飛ばせない
- ゴルフ仲間に「チキンウイングだね」と言われたことがある
- トップで右手が窮屈になる
- 手元が浮きやすい
- ボールの高さが出ない
- 飛ばそうと力むとスライスがひどくなる
それと練習場で毎回「ドンッ」て地面をたたいてインパクトしてるスライスボールの人もシャンクが出やすいスイングです。こういう人は一見ゴルフが上手に見えますが、力が入りだすとシャンクが出始めます。
体の動き方の特徴は、フェース面をボールに向けたまま真っすぐにダウンスイングをしようとしてるので右肩が突っ込みます。その結果、手元が前に出過ぎてシャンクします。腕力に自信があったり右手が力む人に多いシャンクです。
私がプロから教えてもらったシャンクを根本から直す方法
私が3カ月も続いたシャンクをプロから教わり直した方法は、一言で言うとスイング改造です!
具体的には次の4つの事をやらされました。
- アライメントの修正
- フェースローテーションを大胆に行う
- スイング軌道の修正
- グリップの見直し
どれも正しいスイングをする為の基本的な事です。
1.アライメントの修正
まずはアライメントの修正をしました。
私の場合は、シャンクする時のほとんどが右を向いて打っていたので右を向く癖を直すようにアライメントを修正しました。
「な~んだ~そんな事!?」と思いますよね!?でも、アライメントが悪くてシャンクしてるゴルファーって意外と多いんです。1度確認してみて下さい。
アライメントの修正は、ツアースティックやクラブを置いて確認しても良いですが、出来れば誰かに見てもらいながら修正した方が良いです。足元だけでなく肩のラインがずれてることが多いので。
2.フェースローテーションを大胆に行う
次に行ったのがフェースローテーションです。
私の場合は、ボールを真っすぐに飛ばしたい気持ちからフェースを真っすぐに出そうとし過ぎてシャンクしてたようです。
そこでフェースローテーションを大胆に行い、手を返してボールをつかまえる感覚を身に付けました。
アドレスしたら体の回転と共にフェースを開きながらテークバックして、ダウンスイングはその逆でフェースを閉じながらおろします。
初めてやるとフェースを開きながら上げるので気持ち悪く感じますが、徐々に違和感が無くなりボールがつかまるようになります。
フェースローテーションが良く分らない方は、水平素振りを行ってみて下さい。フェースが開閉する感じがつかめると思います。
ドリルとしてやるのであれば、スプリット・ハンドで打つ練習がおすすめです。(右手のグリップと左手のグリップを離して打つ練習)
初めてやる人は7番、8番、9番アイアンあたりで少し大胆に行ってみて下さい。
こんな練習器具も使いました
↓↓↓
フェースローテーションを覚える為にこの練習器具を使いました
3.スイング軌道の修正
次にスイング軌道の修正をしました。これは正直難しいです。
私の場合は、アウトサイド・インのカット軌道で右肩が突っ込んでシャンクしていたのでインサイド・インのスイング軌道になるように修正しました。
やり方ですが、まずは構えた時のシャフトの傾き(ライ角)通りにテークバックして途中で止めます。3秒ぐらい。そしてそこから打ちます。ハーフショットでもスリークォーターでも構いません。フルショットは軌道が少し変わるので最初のうちはやらない方が良いです。
初めは短いアイアンやるのがおすすめです。慣れてきたら6番アイアンや5番ウッドでも行ってみて下さい。
私の様にカット軌道や右肩が突っ込んでシャンクしてる人は、おそらく最初は打つことが出来ません。しかしフェースローテーションを行いながらテークバックして、クラブが背中側から降りてくる感覚がつかめてくると自然と打てるようになります。
このドリルは手だけで上げずに肩もしっかり回すように行うのがポイントです。
スイング軌道の修正は非常に難しいので誰かに見てもらうか、動画を撮って自分で確認しながら行ってみて下さい。
4.グリップの見直し
最後に書きましたが私が1番最初に修正してもらったのがグリップです。
私の場合は、左手がウィークグリップでフェースローテーションが出来て無いためにシャンクしやすかったようです。
左手は、手首を甲側に折って角度をつけてかぶせ気味(ストロンググリップ)に握ります。右手は人それぞれ合うグリップが違うようなのでウィークでもストロングでも構わないそうです。
グリップを正しく直されるとボールが当たらない日々が続きますが、慣れてくるとちゃんとしたグリップの方が断然打ちやすくなります。
グリップに関してはプロの試合を見て参考にしてみて下さい。右手のグリップは選手によって握り方が違いますが、左手のグリップはほとんどのプロが同じように握っていて、左手の甲の部分に角度が付いてるのがわかると思います。この角度が重要です。
シャンクを根本から直した方法・まとめ
シャンクを根本から直した方法をご紹介してみましたが、いかがでしたか!?
シャンクって練習場で連発すると、前の打席の人にチラチラ見られたりして本当に恥ずかしいし、メンタル的に非常に落ちますよね~!次もシャンクしたらどうしよう!?って不安にもなるし、、。
誰かと一緒に練習してれば「シャンクが止まらないよ~」なんて笑いながらやり過ごすことが出来ますが、一人で練習してる場合はある意味地獄です。
そんな時はドライバーを打って一時的に気分転換するんですが、結局、最後にまたアイアンを打っちゃうんですよね~。「直ってないかな~」なんて期待を込めて!それでまたシャンクするみたいな(笑)
練習やめて家に帰れば良いんでしょうけど、シャンクが直らないままは帰れないですよね~。
だって家に帰ってからも気になるんですから。シャンクの事が、、、。
そんな感じで3か月間もシャンク病だった私ですが、何とか自力で直そうと無理をして左肋骨を疲労骨折もしました。マジです(笑)
シャンクをどうにか自分で直そうと練習に励んだ結果、どうやらやり過ぎたようです、、、。
最終的には、プロに正しいスイング軌道を教えてもらいシャンクは直りましたが、シャンク病は非常につらかったです。
しかしシャンクするようになったおかげでスイングの色々な事が分かったし経験できたので、今ではシャンク病になって良かったと思っています。
シャンクにお悩みの方はこの機会をプラスにとらえてシャンクを根本から直してみて下さい。きっとゴルフがもっと楽しくなると思いますよ♪
シャンクがどうしても直らない方へ
「どうやってもシャンクが直らない」「このままではゴルフが嫌いになってしまいそう」と言う方は、ワンポイントレッスンではなく長期的なゴルフスクールに通いゼロからゴルフを習ってみてはいかがですか?
自己流でシャンクを直そうとしても練習場代が無駄にかかるだけでなく「下手を固める」ことにもなりかねません。
正しいスイングを手に入れることが出来れば、シャンクを克服するどころかあっと言う間に上手くなれると思いますよ!♪