
キャロウェイX2-HOT PROフェアウェイウッド
2014年1月に発売された『300ヤードスプーンの後継モデル』キャロウェイのX2-HOTフェアウェイウッドは本当に飛ぶのか?って今更感満載ですが、実際にコースで試打してみた感想をご紹介します。
中古で購入予定の方は、参考にしてみて下さい。
Contents
X2-HOTフェアウェイウッドのヘッドは3種類
キャロウェイのX2-HOTフェアウェイウッドは、ヘッドが大きいノーマルモデル、ヘッドがコンパクトサイズのPRO、ヘッドがコンパクトサイズでディープフェースのPRO DEEPの3種類のヘッドがあります。
X2-HOT FWとX2-HOT PRO FWの違い
X2-HOT FWとX2-HOT PRO FWの違いを簡単に言うと、X2-HOT FWはヘッド体積が大きくてつかまりが良く、高弾道のボールが打ちやすいフェアウェイウッドです。
もう一方のX2-HOT PRO FWは、ヘッド体積が小さくてつかまりにくく、中弾道の強い球が打ちやすいフェアウェイウッドです。
細かい違いは他にもたくさんありますが、詳しくは『試打した感想』でご紹介します。
モデル名 | 番手 | ロフト角 | ヘッド体積 |
X2-HOT | W#3 | 15 | 175cm3 |
X2-HOT PRO | 15 | 15 | 147cm3 |
X2-HOT PRO DEEP | 3DEEP | 14.5 | 未発表 |
X2-HOTフェアウェイウッドを試打した感想
試打したのは、キャロウェイX2-HOTフェアウェイウッドのW#3とPROの15(3番)です。
装着シャフトは全てTour AD MT-6(S)です。
MTは、中調子ですが中間部分が固めで、しなるのは手元側と先端部分の『ダブルキックポイント』です。
個人的には、シャフトの先端が走ってくれるので、ボール初速が出しやすく飛距離性能に優れたシャフトではないかと思っていますが、人によっては先端部分のしなりが「ぐにゃ」っと柔らかく感じる方もいるようです。
X2-HOTフェアウェイウッド
X2-HOTフェアウェイウッドのW#3を構えた感じは、ヘッドの座りが良くスクエアフェースなのでターゲットに対して構えやすいです。
コースで実際に打って見ると、地面からでもボールが上がりやすくつかまりも良いです。弾道的には高弾道のドローボール。
ロースピンモデルですが、スピンがそこそこ入って良い感じの高さで飛んでくれます。
ダフリ気味に入っても、ソールが滑ってボールが前に飛んでくれるし、芯を外した時でも距離をロスしにくいのでミスヒットにも寛容です。
ただ、ラフから打つ場合、ヘッドの大きさが影響してか抜けはそこまで良くないです。まぁ、よほどライが良くない限りラフからスプーンを打つ人はあまりいないと思いますけどね、、。
X2-HOTフェアウェイウッドは、高弾道で飛ぶフェアウェイウッドが欲しい方におすすめです。
ドローヒッターでもフェードヒッターでも使えると思います。
番手 | ライ角 | バランス | クラブ重量 | シャフトトルク | シャフト調子 |
W#3 | 57度 | D2 | 322g | 3.3 | 中調子 |
X2-HOT PROフェアウェイウッド
X2-HOT PROフェアウェイウッドの15(3番)を構えた感じは、ノーマルモデルと比べるとヘッドが小さくてオープンフェースです。
コースで実際に打って見ると、見るからにスピン量が少ない棒球で飛んでいきます。弾道的には中弾道のストレートボール。PROはボール初速が速くて球が強いです。
ティーショットで使った時は、いつも使ってるスプーンよりも20ヤード以上飛んでるホールも有ってビックリ!
反発が強くて本当に飛ぶフェアウェイウッドですが、1つ問題が、、、。
ティーアップして打つ分には最高なんですが、地面から打つ時はつかまりがいまいちでボールが上がりづらいです。
ノーマルモデルのボールの高さが10だとしたら、PROは6か7ぐらいしか上がらないです。ぶっつけスライスとか打てばボールは上がりますけど、普通に打つと厳しい。
正直、ドライバーのヘッドスピードが45以上あるハードヒッターじゃないとクラブの性能が発揮できないですね。
ヘッドスピードが速くて、ボールが吹けやすいゴルファーにはおすすめですが、ボールがつかまえられない人にはおすすめ出来ません。
番手 | ライ角 | バランス | クラブ重量 | シャフトトルク | シャフト調子 |
15 | 55度 | D2 | 325g | 3.3 | 中調子 |
ちなみに、X2-HOT PROフェアウェイウッドは15度(3番)と19度(5番)も持っていまして、クリークは驚くほどボールが上がりやすくて打ちやすいです!
X2-HOT PROフェアウェイウッドの19度(5番)を試打した感想
19度(5番)のフェアウェイウッドは、15度(3番)と同じオープンフェースですが非常につかまりが良くてボールも上がりやすいです。
「スプーンとクリークでここまで違うか!?」と言うぐらいクリークは打ちやすいです。
弾道的には高弾道のロースピンボール。キャリーも出しやすいです。
また、ヘッドが小さいのでラフからでも抜けが良く多少沈んでても全然打てます。
飛距離的には、地面から打ってミート率1.51の時でキャリーが217ヤード。飛距離は225ヤードです。ティーアップして打てば、もう少しキャリーが出ます。(私のドライバーのヘッドスピードは、トラックマンで計測して43前後です。)
クラブの個体差もあると思いますが、X2-HOT PROのフェアウェイウッドは反発係数が高いです。
クラブのスペックは、X2-HOT PROフェアウェイウッドの5WでシャフトはTour AD MT-6(S)でクラブの長さは42インチ。重さは約342グラムでバランスはD2。シャフトは中調子です。
番手 | ライ角 | バランス | クラブ重量 | シャフトトルク | シャフト調子 |
19 | 56度 | D2 | 342g | 3.3 | 中調子 |
プロゴルファーに試打してもらいトラックマンで計測した結果!
X2-HOT PROフェアウェイウッドのクリークを、ドライバーのヘッドスピードが50ちょっとある知り合いのプロゴルファーに軽く試打してもらったので結果をご紹介します。
ミート率(スマッシュファクター)は何と1.54!
フェアウェイウッドは反発係数が高いモデルが多いですが、X2-HOT PROのフェアウェイウッドも反発が良いです!
ヘッドスピードが速くない私が打っても、MAXで1.52出る事も有るぐらい反発係数が高いです。
だから飛ぶんですね!
X2-HOT PRO DEEPフェアウェイウッド
X2-HOT PRO DEEP FWは、ヘッド体積が未発表ですがPROと同様に小さく、モデル名の通りフェース高が高くディープフェースになっています。
DEEPは、試打経験がありません。
X2-HOTフェアウェイウッドの評価・口コミ
口コミや評価で1番多いのは『とにかく飛ぶ』とか『ドライバーよりも飛ぶかも』です。
ノーマルモデルもPROも飛距離性能に関しては、『飛ぶ!』と評判です。
その他に多い口コミはこちら。
- 方向性が良い
- 構えやすい
- 打感が良い
キャロウェイX2-HOTフェアウェイウッドを試打した感想・まとめ
X2-HOTフェアウェイウッドを試打した感想をまとめると『ノーマルモデル』は、ボールの高さが出しやすくて距離も出しやすいフェアウェイウッド。
『PRO』は高さを抑えた強弾道が打ちやすく、ヘッドスピードが速いゴルファー向けのフェアウェイウッドです。
どちらのモデルを購入しようか迷っているなら、ヘッドスピードが速い方には、PROをおすすめします!
ヘッドスピードがあまり速くない方には、ノーマルモデルW#3のスプーンかPROの19(クリーク)をおすすめします!
ゴルフクラブには個体差があるので絶対に良いとは言い切れませんが、中古で飛距離が出るフェアウェイウッドをお探しならば、キャロウェイX2-HOTフェアウェイウッドおすすめですよ!
