ピンまでの残り距離や、バンカー、ドッグレッグホールの林までの距離などを正確に測る事が出来るゴルフ用のレーザー距離計。
プロゴルファーはもちろん、アマチュアゴルファーにとっても、1度使ったら手放せなくなる便利なアイテムです。
そんなゴルフ用レーザー距離計の『使い方』や『メリット・デメリット』『便利な利用方法』をレーザー距離計利用歴10年以上の私がご紹介したいと思います。
「レーザー距離計欲しいけど、本当に便利!?買う価値あるの!?」と考えてる方は、個人的な意見や感想ですが参考にしてみて下さい!おすすめのレーザー距離計もご紹介します!
Contents
ゴルフ用のレーザー距離計とは?
ゴルフ用のレーザー距離計とは、ピンフラッグなど目標物までの距離を正確に測ることが出来る測定器のことです。
計測できる距離は機種によって異なりますが5ヤードから1,700ヤードで、測定精度は±1ヤード以下とかなり正確です。
本体の大きさは片手に収まる8㎝~13㎝くらいで、重量は120グラム~315グラム程度。
最新の機種であればポケットに入るくらい小さいです。
望遠倍率は5倍から8倍の機種まであります。
機能的には打ち上げや打ち下ろしなどの『高低差が測れる機種』や『ピンフラッグが計測できるとバイブレーションで知らせてくれる機能を搭載した機種』なども発売されています。
また、『気温や高度、さらには標高、時間帯などを考慮して目標物までの距離を表示してくれる機種』や『GPSナビを搭載してコースマップを表示してくれるハイブリッドな機種』もあるなど多種多様です。
気になるお値段は、¥10,000~80,000と機種によってピンきりです。
レーザー距離計の使い方
レーザー距離計の使い方は非常にシンプルで『目標物を狙ってボタンを押すだけ』です。
たったそれだけでファインダー内に目標物までの距離を表示してくれます。
具体的な使用場面としては
- ピンフラッグやフロントエッジまでの距離を計測
- ドッグレッグホールで突き抜ける林までの距離を計測
- ティーショットで木や林、ハザードまでの距離を計測
- 前組までの距離を計測して打ち込みの防止
などなど。
レーザー距離計は、目に見える物であればたいていは計測する事が可能で、その用途はとても多岐にわたります。
また、10ヤード、20ヤードと言った近い距離でも計測することが出来るので、アプローチの距離感づくりなどにも役立ちます。
レーザー距離計の便利な使い方
レーザー距離計は、倍率6倍の望遠鏡みたいなレンズなので遠くが見やすく、自分や同伴競技者が打ったボールの行方を何となく探す時にも役立ちます。(順番待ちの間に)
また、『ティーショットのボールがどこら辺に止まってる』とか、『パー3でグリーンのどの辺に乗ったとかぎりぎり乗ってないとか』をティーイングエリアで確認する時にも使えます。
私は視力が良い方ではないので、この使い方はかなり役に立ってます。(ボールの所に行くまでに何となく次の準備をすることが出来るので)
それと、2打目地点のボールからティーイングエリアを計測して、ドライバーショットの飛距離を実測値で測る事も出来ます。
レーザー距離計のメリット・デメリット
私にとってレーザー距離計は、ゴルフクラブと同じくらいラウンドの時には必要な物で、スコアUPに役立つのはもちろん、プレーを円滑に進めるためにもとても役に立っています。
そんなレーザー距離計を使用する『メリット』とは何なのか?また逆に『デメリット』は何なのか?今まで使ってきて感じた事をご紹介します。
メリット
レーザー距離計を使う1番のメリットは、目標物(ピンなど)までの正確な距離がわかるので、迷わずに打てることです。これ、とにかくデカいです。
それと自分の各番手のキャリーがわかるメリットも有ります。
例えばピンまで155ヤードを7番アイアンで打って、ボールマークがピンの手前5ヤードについてたら、キャリーは150ヤード。みたいな。
これを繰り返し行っていると、自分の各番手のキャリーや飛距離を具体的な数字として知ることが出来るので、見た目に騙されたり、無駄に力む事なく自信を持って打てるようになります。
また、レーザー距離計は、特別な設定をすることなく海外のコースでもショートコースでも使えるし、ずっと使う事で目視でも距離がわかってきたりするので、見た目の距離感を養うのにも役立ちます。
そういうゴルフ場のヤーデージ杭を信じてプレーしてると、良いショットを打ってんのにグリーンをショートしたり、逆にグリーンオーバーしたり、、。
そんな距離表示がおかしいゴルフ場でプレーする時でも、レーザー距離計があれば、いつも通りのプレーをする事が出来ます。
デメリット
レーザー距離計のデメリットは、素早く計測出来るようになるまで慣れが必要な所です。
特にピンフラッグは小さいので、ちゃんとレーザーを当たられるようになるまで時間がかかってしまうと思います。
コツを覚えて慣れてしまえばなんてことないのですが、中には数回使用しても上手く計測できない人もいて、レーザー距離計を使いこなすのは難しいと思う方もいるようです。
レーザー距離計で計測する時のコツ
レーザー距離計で計測する時のコツは、とにかく手ブレをさせない事です。
両手でしっかりと持てば計測しやすいです。
また、ピンフラッグが奥の林と被ってしまう場合、ボタンを長押ししながら計測することでピンフラッグまでの距離を簡単に計測する事が出来ます。
不器用だから上手く計測できないかも!?と言う人でも計測を手助けしてくれる『手ブレ防止機能が付いた機種』が発売されているのでご安心を!
高低差が測れる機能って必要?
レーザー距離計は、高低差が測れる機能があるか無いかで数万円も違います。
そのため初めてレーザー距離計を買う方やゴルフ初心者の方は「高低差が測れる機能は要らない!」と考えるかもしれませんが、個人的には絶対あった方が良いと思います。
特に初めてプレーするコースにおいては、絶大な威力を発揮してくれます。
おすすめのレーザー距離計
ゴルフ用のレーザー距離計は『ニコン』『ブッシュネル』『キャロウェイ』『レーザーアキュラシー』など多くのメーカーから発売されていますが、測定距離の精度に関してはどれも大差はないです。
なので、以下の事を基準にして選んでみてはどうでしょうか!?
- どのような機能が欲しいのか(高低差の測定機能や手ブレ防止機能など)
- 大きさ(持ち運びやすいか)
- 値段
どれにしようか迷っているなら私は『ニコン』か『ブッシュネル』のレーザー距離計をおすすめします。
そのなかでも私がおすすめするレーザー距離計は、ニコンの最上位機種『COOL SHOT PRO STABILIZED』です。
高低差が計測出来て、手ブレ補正機能が付いて、小さくて軽い。さらに競技にも対応できてお値段もそこまで高くないんです。
COOLSHOT PRO STABILIZED
一昔前のレーザー距離計と比べると最近の機種は非常にコンパクト
私が初めて買ったレーザー距離計は、日本が世界に誇る光学機器メーカー『ニコンの350G』と言う機種で、高低差は測れないタイプでした。
350Gは、10年近く使用しましたがいまだに壊れる気配が全くありません。ちなみに購入してから1年で1回無くしているのでこれは2代目です。
発売価格は40,000円で、最近のレーザー距離計と比べると値段が高かったです。
最新機種と比較すると『手ブレ補正機能』などが無いので、レーザー距離計になれてる私でも、200ヤード以上先のピンフラッグには当てずらいです。
ですが、ピンまでの距離は、230ヤードまで計測できれば事足りるので、使い勝手と言う意味では文句ありません。
スペックを紹介するとこんな感じです。
【ニコン 350G】
測定範囲 | 11~550yd |
測定精度 | ±1.0m/yd |
倍率 | 6倍 |
大きさ | 130×69×37mm |
重量 | 約180グラム(電池なし) |
電源 | CR2リチウム電池1本 |
長さが13㎝もあるのでデカいですよね?最新の機種は10㎝を切っていますからね。
なのでプレー中にポケットに入れて持ち歩くとかさばります。
そのため、昔のタイプのレーザー距離計を使ってる方は、携帯せずに計測する時だけカートから持って来る方が多いんですが、その使い方をしてるとたまに忘れて来ちゃうんですよね~。
計測したらレーザー距離計を地面に置いてから打つんで!
同組の人が見つけたら拾ってくれると思いますが、後ろの組が拾った場合は届けてくれないでしょうね~たぶん。
私も初めは携帯せずに使用していたので無くしました。
その時はめっちゃ凹みました。だって4万円ですからね~。
なので2代目からは紛失防止のためソフトケースをベルト(腰)に付けて、本体とソフトケースを付属の長いストラップでつないで使用しています。(これがこの機種の正しい携帯方法です)
初めて腰に下げてプレーした時は抵抗感がありました。なんかブラブラするし、、、。でもポケットに入れてるよりは全然マシです。かさばらないし、無くす心配がなくなりましたからね。
そんなこのニコンのソフトケースですが、カッコ良い悪いは置いといて、非常に使いやすくて優秀です。
昔のニコンのレーザー距離計の電池カバーの不具合
ニコンのレーザー距離計で、このタイプの電池カバーが使われている機種は、電池カバーが勝手に緩む不具合があります。
気づくと緩んでて計測できなかったり、最悪はカバーが外れて電池が落ちるなんて事も、、。
私は今までだましだまし使ってきたのですが、最近になって対策品?が出ていることを知ったので取り寄せてみました。
それがこれです。
ニコン LRFコイン式バッテリーカバー RBLRF(BXA30996)(
装着するとこんな感じです。
全く緩む気配が無くなりました。これで安心して次から使用できます。
こんな古いニコンのレーザー距離計を使っている人はいないかもしれませんが、もしいたらと思い参考までにご紹介してみました!
レーザー距離計の電池ってどれぐらい持つの?
GPSゴルフナビって電池の持ちが悪いので、レーザー距離計も電池の持ちが悪いのでは?と思ってる方が多いのですが、レーザー距離計は電池の持ちが非常に良いです。
私の350Gの場合ですが、1年間に100ラウンド近くした時でもは電池交換は1回もしませんでした。
まぁ使用頻度や使い方によっても違いますが、電池の持ちは良いです。
電池は1個400円ぐらいで売ってます。
今現在使用してるレーザー距離計
今現在はニコンのCOOL SHOT PRO STABILIZEDを使用しています。
高低差が計測できるのでめっちゃ便利です。
特に初めてプレーするゴルフ場では威力を発揮してくれるので助かってます。
まとめ
ゴルフ用レーザー距離計の使い方やメリット・デメリットをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
レーザー距離計はゴルフの幅を広げてくれる、『上達には欠かせないアイテム』です。
GPSゴルフナビとレーザー距離計のどっちを買おうか迷っているなら、個人的にはレーザー距離計をおすすめします。
1度使い方になれてしまえば正確だし、どこでもすぐに使えるし、何よりプレーファーストに貢献できると思います。パッと測ってすぐ打つ。スマートですよね♪
レーザー距離計
ほとんどのレーザー距離計のファインダー倍率は6倍ですが、たまに5倍の機種があるので購入する時は注意した方が良いです。5倍は正直見にくいです。