2018年5月に発売されたニコンのゴルフ用レーザー距離計『COOLSHOT PRO STABILIZED(クールショット プロ スタビライズド)』の特徴や使い方と実際にコースで使ってみた感想をご紹介します。
COOLSHOT PRO STABILIZEDの特徴
COOLSHOT PRO STABILIZEDは、ニコンから発売されてるレーザー距離計の最上位モデル(2021年2月時点)で、初めてレーザー距離計を使う方でも計測がしやすくなる『手ブレ補正機能』を搭載しています。
また、高低差を計測してくれる『傾斜計機能』に、1番手前の目標物を計測してる事を教えてくれる『LOCKED ON』機能も搭載。
測定表示モードは使用環境に合わせて『4種類のモードから選択可能』で、距離表示は一般的な黒色ではなく、鮮やかな『赤色』。
また、他メーカーのレーザー距離計と比べて『コンパクトで軽量設計』になってます。
サイズ | 96×74×42㎜ |
重量 | 約170g(電池を除く) |
手ブレ補正機能とは?
手ブレによるファインダー内の視界の揺れを低減し、さらに照射するレーザー光のブレも同時に補正。ピンフラッグなどの小さなターゲットもすばやくとらえて、レーザー光を狙ったポイントに簡単に当てられます。手ブレ補正技術と高度な測距技術を融合したニコン独自の技術です。
参考:Nikon COOLSHOT
レーザー距離計は、目標物にレーザー光線を照射して距離を計測するため、手ブレさせるとうまく計測できません。
特に、目標物が小さかったり目標物までの距離が遠くなるほど手ブレを抑えて計測するテクニックが必要になります。(まぁテクニックと言っても、距離計を両手で持って手ブレをさせないだけですが、、、。)
『手ブレ補正機能』とは、そんな手ブレを約80%も軽減してくれる機能です。
LOCKED ON機能
LOCKED ON機能(近距離優先検出サイン)は、1番手前にある目標物にレーザーが当たった時に緑色のマークを表示してくれる機能です。
ピンフラッグの奥に林などがある場合、表示された距離がピンフラッグまでの距離なのか、奥の林までの距離なのかわかりにくい事がありますが、LOCKED ON機能があればピンフラッグまでの距離が計測出来た事がわかります。
高低差を計測してくれる傾斜計機能
傾斜計機能は、打ち上げや打ち下ろしなどの高低差を計測してくれる機能です。
防水・防曇構造
COOLSHOT PRO STABILIZEDは、『防水・防曇構造』なので雨が降ってる時でも使用する事が出来ます。
測定表示モード
COOLSHOT PRO STABILIZEDは、使用環境に合わせて距離測定表示モードを4種類から選ぶことが出来ます。
Gモード
Gモードは、『直線距離』と打ち下し打ち上げなどの高低差を加減算した『打つべき距離の目安を表示』してくれるモードです。
ゴルフ競技以外で使用する時は、Gモードがおすすめです。
Dモード
Dモードは、『直線距離のみ表示』するモードです。
ゴルフ競技等でレーザー距離計の使用が認められてる時に使うモードです。
こんな感じで緑色のLEDが点滅します。
Aモード
Aモードは、『直線距離と高さ(高低差)を表示』するモードです。
Hモード
Hモードは、『水平距離と高さ(高低差)を表示』するモードです。
内部表示変更
COOL SHOT PRO STABILIZEDは、測定表示モードを変更できるだけでなく、内部表示の明るさを自動調光または、5段階で変更出来たり距離表示をヤードからメートルに変更する事も出来ます。
COOL SHOT PRO STABILIZEDの詳しい設定変更方法はこちらをご覧ください♪
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使い方
COOL SHOT PRO STABILIZEDの使い方は非常に簡単です。
ファインダーを覗きながら1回PWRボタン(電源ボタン)を押して、ファインダー内に赤色のターゲットマークが表示されたら、目標物にターゲットマークを合わせてもう1度PWRボタン(電源ボタン)を押すだけです。
それだけで目標物までの距離を正確に計測する事が出来ます。(上手く計測できない時は、目標物の周辺でPWRボタンを押し続けながら徐々に目標物に合わせていくと計測しやすくなると思います)
レーザー距離計の具体的な使用方法や便利な使い方、メリット、デメリットについてはこちらの記事をご覧ください♪
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口コミ・評判
COOLSHOT PRO STABILIZEDの口コミや評判を調べてみると、良い口コミも悪い口コミもたくさんありますね。良い口コミで1番多いのは『使いやすい』と『買ってよかった』です。
その他に多かった良い口コミは以下です。
- 距離表示が赤色だから見やすい
- 手ブレ防止機能が付いてるから素早く計測できる
- 小さくて軽いから、ポケットに入れて使いやすい
COOLSHOT PRO STABILIZEDの使い勝手に関する口コミや評判は非常に良いです!
逆に、良くない口コミや評判で1番多く見られたのが「専用ケースが使いずらい」です。ケースが使いずらいため本体を落として壊れてしまったと言う方も結構いるみたいです。
その他に多かった悪い口コミは以下です。
- 手ブレ防止機能が使えなくなった(壊れた)
- 新品で購入したのに初期不良で使えなかった
- 手ブレ補正機能があるせいで距離計測に時間がかかる
また、一部の口コミで『電池の接触不良で計測出来たり出来なかったりする』とかも見られました。
電池の接触不良は私が使用してたニコンの古いレーザー距離計でもありましたが、その時は対策品の電池カバーを購入して接触不良は無くなりました。
専用ケース
COOL SHOT PRO STABILIZEDには、専用のソフトケースとハンドストラップが付属されています。
裏はこんな感じ。
ソフトケースは、裏側にマジックテープ式の開閉可能なベルトループがあり、ズボンのベルトに通して腰に携帯する事が出来ます。
ソフトケースの蓋はマグネット式になっています。
どこら辺が使いずらいのかと言うと、腰に携帯してプレーしてると、マグネットの構造のせいか片手で蓋が閉められないんです。「えっ、そんな事?」って思う方もいるかもしれませんが、結構ストレスになるんですよ~。距離を計測するたびに蓋のマグネットを目視して、小さな磁石同士の中心を合わせなくてはならないので、、。
だったら、蓋を閉めなければ良いのでは?と思われる方もいるかもしれませんが、蓋が閉まってないと歩いてる時やカートに乗ってる時にケースから本体が飛び出しちゃうんです。それで本体が傷ついたり壊れたり。
なので、COOL SHOT PRO STABILIZEDユーザーは、別売のケースを購入して使用する方が多いみたいです。中には、マグネットの所にマジックテープを縫い付けて使用してる方もいるようです。
私は、ケースを腰に携帯してプレーしますが、ケースから距離計が飛び出しても地面に落ちないように、ちょっと長めのストラップをつけて使用してます。(地面には落ちなくても、衝撃はあると思いますが、、。)
COOLSHOT PRO STABILIZEDをコースで使ってみた感想
COOLSHOT PRO STABILIZEDで実際に距離を計測してみた感じたのは、「200ヤード以上先にあるピンフラッグまでの距離計測が楽だな~」です。
200ヤード以上先にあるピンフラッグまでの距離計測って、手ブレさせないように注意しないとうまく測れないのですが、COOLSHOT PRO STABILIZEDは手ブレ補正機能が付いてるので楽に計測する事が出来ました。
それと、『LOCKED ON機能』があるので、奥の林までの距離を計測してるのか、ピンフラッグまでの距離を計測してるのかがわかりやすいです。
また、距離表示が鮮やかなオレンジ色(赤色)なので曇ってる時でも見やすいですし、コンパクトサイズなので手にした時の収まりも良いです。また、本体がつるつるしてるのでポケットへの出し入れもスムーズ。
私は、レーザー距離計使用歴10年以上で今までにレーザー距離計を4機種使用して来ましたが、COOLSHOT PRO STABILIZEDは今まで使用してきたレーザー距離計の中で1番使いやすかったです。
COOLSHOT PRO STABILIZED
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